今月の日経マネーの特集は、
「今こそ始め時!じっくりつくる老後資金1億円」
と題して、資産形成の方法を説いておりました。
本屋で見つけて「あぁ、私の目標額(9000万円)と似てるなぁ」と雑誌を買い、
よく読んでみたら、1億円の内訳が
年金6120万円+退職金1100万円+自分年金(投資等)3000万円
となってました。
なんだ、1億円のうち、6000万は公的年金頼りで、
あとは退職金1000万円と自分の投資等で3000万円なのね、と。
私とは少し異なる考え方でした。
でも、記事には重要なことが書いてありました。
「老後資金づくりにまず必要なのは『公的年金の受給額を把握すること』」
たしかに、その通りです。
私が以前、老後の必要資金を計算した時には、
年金の受給金額は今の水準の半分程度で、
夫婦で月10万円くらいしかもらえないのでは、と推測しました。
でも、この時の計算ってだいぶアバウトでした。
きちんと自分の公的年金がいくらもらえるのか、知る必要がありそうです。
そこで年金定期便。
これまでの加入実績に応じた年金額が載っています。
それによれば、今の私の年金額は、年額140万円。
今まで25年程度働いてきてのこの金額ですから、あと10数年働くとして、
ざっくりと平均で計算すると140万円の半分の70万円を積み増せると推測。
そうすると、受給年金の年額は210万円になります。
一方妻はというと。
年額が90万円になっておりました。
私と同じように計算すると、135万円が年額の年金額。
夫婦を足し合わせると、345万円が年額の年金額となります。
で、私は半分くらいしかもらえないのでは、と思っているので、
172万円が受給額となります。
そうすると、月額14万円。
70~100歳の平均支出を月額20万円としたので、差額はマイナス6万円。
年間72万円のマイナスが30年続くとして2160万円。
前回試算した時は、月額10万円もらえるとして、月マイナス10万円。
年間120万円マイナスが30年間続くとして3600万円必要と書きました。
それに比べれば、1500万円くらい浮いています。
ということは、私の資産目標額は9000万円ではなく、7500万円なのでは…?
なんだか光が見えてきました。
まぁ受給年金額は今と同様に働いて、という前提がつくので、
妻はいつ仕事を辞めるか分からないし、私だって働き続けられるか分からないので、
あまり当てにしないほうがいいんでしょうけどね。
ただ、自分の年金額をざっくりと把握するのは、
資産形成の上でも重要なのかもしれませんね。