Second Half

50代。お金の話、健康の話、ラーメンの話、鎌倉の話、日々の日記たち。

FIREじゃなくてFIRA60?

前々から60歳でのFIRE(セミリタイア)を目指すと言っている私。

60歳前後でFIREすることをFIRA60と呼ぶ人もいるそうです。

(Financial Independence, Retire Around 60)

 

本を買ってきて読みました。

(60歳までに「お金の自由」を手に入れる! 著:榊原 正幸)。

 

 

簡単に要点を言うと、

①60歳前後まではイヤではない仕事に就き、資産を形成しましょう。

②60歳前後で辞めましょう。

③資産を運用するお金で食べていきましょう(エターニティを手に入れる)。

です。

 

FIREとそんなに変わりませんね。60歳まで仕事して資産を形成すること以外は。

私が以前計算した、「FIREには結局いくらいるのか?」では、

貯めこんだお金を切り崩していって100歳前後まで生きるプランを模索しました。

 

parisma.hatenablog.com

 

しかし、本書ではそのやりかたではダメだと喝破しております。

 

理由は

①結局いくつまで生きるかわからないので不安

②インフレを考慮していない

からだそうです。

 

エターニティ(自分の金融資産が永久に枯渇しないようなシステムを60歳までに

構築する)ために、著者も株式運用で運用益を得て、それと年金で生活を賄えと

説いております。

 

ざっくり計算すると以下。

  • リタイア後の「満足する生活費」の月額:40万円
  • 長期的に達成可能な運用利回り:年率5%
  • 世帯が受け取れる年金額:25万円。

資産運用による収入の必要額は40万円-25万円=15万円。年額180万円。

これを利回りで割ると、180万円÷0.05=3600万円。

この3600万円を60歳までに貯めなさいということですね。

 

上記ケースの計算は本から抜粋しましたが、

年金を受け取れる時期とか年金減額などを全く考慮していない甘い計算だと思います。

 

私のケースに当てはめてみましょう。

  • リタイア後の「満足する生活費」の月額:25万円
  • 長期的に達成可能な運用利回り:年率3%
  • 世帯が受け取れる年金額:10万円
  • 辞める年齢:60歳
  • 年金支給年齢:70歳

まず、年金がもらえるまで25万円×12か月の300万円が生活費となります。

これを3%の年率で割ると、1億円が必要となります。

70歳からは15万円×12の180万円の費用で済むため、

120÷0.03の6000万円で済みます。

(4000万円の余剰は、何かあった時の予備費に回ります)

 

とすると、やはり1億円ほどが必要となりそうです。

前回、取り崩し案を試算したとき、9000万円必要と書きました。

だいたい同じ額が必要なんですね。

 

コツコツと貯蓄と投資に頑張りたいと思います。